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韋駄天日記

▼1998年6月27日
 韋駄天迷宮、はじまり、はじまり。
 ほとんどテケテンテンという寄席のノリですが、私にとっては押さえ気味のスタートなのです(そこで今日は「です、ます」モードです)。
 そもそも私は大変せっかちです。ゆっくりしてるとイライラしてしまって、何も考えずにぱっと動くと間違える――「せっかちすぎて空回り」という毎日を送っています。
 そんな性格を考えていると、「韋駄天走り」という言葉が頭に浮かびました。その「韋駄天」をページの名前にしたのは、「速く走ってもしっかりと物事を見つめていきたい」といった気持ちを込めたつもりです。
 ――というのは、施政方針演説みたいなもので、本当にそうなるかどうかは全く自信ありません(^^; まあ、ちょっと踏み外しておかしなことを言ってしまったら、「あの木村がまた馬鹿やってる」と思って笑ってください。
 完璧な人間はこの世にいませんし、完全な情報もこの世にはありません。そういう出来損ないが、情報迷宮に飛び込んで、アリアドネの糸を手繰ってみようというのが、このページの試みです。(なんてかっこいいこと言ったけど、羊頭狗肉にならないよう頑張りたいと思います。)
 というわけで、この「韋駄天迷宮」を今後ともよろしくお願いいたします。


▼1998年6月30日
 世の中でいったい何が起きているというのか?
 私達が得る主な情報というのは、ユダヤの手のうちにある。例えば、ロイター、AP、UPI、AFP。戦前の日本には同盟通信社という独自の通信社があったが、今では共同、時事と、やはり彼らの中にあるにすぎない。彼らから離れている通信社といったら、新華社くらいか。
 ということは、私達が接する情報は、彼らワンワールドの連中に支配されているということになる。そこでは当然、新世界秩序、グローバリゼーションに従うものは称賛され、国益を求めるものは批判されるということになる。
 つまり、マスコミで称賛されているもの、批判されているものというのは、飽くまでも“新世界秩序”に依拠するのであって、私達はこの視点を外してはならないのではないかと思うわけである。
 よって、「世の中でいったい何が起きているというのか?」という疑問が生じてくる。「どこに本当の情報があるというのか!」という疑問が生じてくるのだ。
 こうした世界の中で、私が好きな一人にマハティール首相がいる。彼には当然イスラムというバックが付いているわけだが、やはりソロスを堂々と批判したりするところなんか、かっこいいと思わざるを得ない。
 6月27日の読売新聞に「マハティール首相なお強気の政治」という記事が載っていた。その記事では、「欧米攻撃、一層激しく」「国内の批判も強まりつつある」「クアラルンプールの政治アナリストなどからの首相批判は〜先鋭化してきた」「政権内部でも不協和音が高まる可能性は否定できない」と、マハティール批判のオンパレード。
 そして、「欧米に受けがよく次期首相として欧米マスコミから待望されるほど力をつけたアンワル氏」と来る。
 なんとまあ、露骨な記事であること。しかし、このページには決して縁がない一般の人の多くは(「このページ」って?そんな大層なものではないけど^^;)、やっぱりぼ〜っとして読んでしまうのだろうか。だとしたら悲しいことだ。
 う〜ん、やはり分かり切っているけど、最後に言っておきたい。
「マハティール首相、頑張れ!」


▼1998年7月2日
 今日はお気に入りの本の中から『世界危険情報大地図館』(小学館)について。

 このムックは、視覚的に世界の危険地域をわかりやすく伝えてくれる。ユダヤ戦略に毒され、「絵を見なければ、ものが考えられなくなっている」私にはぴったりの本だ(笑)
 この本の中の白眉は、やはり北朝鮮だろう。
 地図を見れば、載ってる、載ってる。
 おお、こんな所に原子炉が、ミサイル基地が、なになにミサイルはここで作っているのか。おお、こんな所にケシ畑が、そうかここで栽培されているのか。おお平壌、あっ、偽造ドル札印刷所があった! 偽パスポート製造所、偽ブランド品の製造所まであるぞお!
 この本では、兵器、麻薬、アメリカドルという、北朝鮮の三大輸出産業が明らかになっているのだ。何か見え見えで作っている所が、改めてすごい国だと思ってしまう。
 また、素晴らしいのは金正日総書記である。
 パンチパーマにシークレットブーツはお馴染みのところ、胸には「折り目のない新札の100ドル紙幣がつまった黒い札入れ」があるという。この100ドル紙幣って、もしかして……(笑)
 さすがに北朝鮮は、世界最高のカルト国家の名をほしいままにしている。しかし、私はどことなくユーモラスに感じてしまう。
 民間機関にも産業構造がすべてばれているとか、潜水艦が漁師の網に引っかかってしまうとか、この本の途中にある「外国人には笑顔を向けるよう教育されている北朝鮮の小学生たち」というキャプションとか。どことなくユーモラスなのだ。
 もちろん、彼らにはノドンがあることを忘れたわけではないが……



▼1998年7月7日
 今宵は七夕。何でも宇宙では、日本の人工衛星「おりひめ」と「ひこぼし」がドッキングしたそうだ。無人の衛星同士では世界初だという。
 大体において、日本人は作ることに関しては天才的である。日本刀の切れ味がどの民族にもマネできなかったことは有名な話。
 一つ一つ挙げれば切りがないが、ゼロ戦、戦艦大和、新幹線。ステルスは日本の技術がなければ成り立たないし、誘導の技術は素晴らしいものがある。液晶などは他の国では作れないという。
 この七夕に、人工衛星の技術が明らかになったことは、内心うれしくもある。これを機会に、ワンワールドの連中など無視して、どんどん新たなものを開発してもらいたい。例えば、UFO、タイムマシーン、テスラの世界システム……、無理かなあ(^^;


▼ 1998年7月21日

 1週間のご無沙汰です(いかん、日記と言いながら更新に1週間もかかっている^^;)。

 相変わらず、この日記は日々起こったことを無視して、昔のことを思い出したりして書いていますが(^^;;、今回もそうです。――

 突然、大友克洋の「AKIRA」の1場面が浮かんできた。それは、鉄雄がマシンと一体化する場面である。これを見たとき、初めは「なんでマシンと一体になれるんだろう。マンガだなー」と思ったものである。

 しかし、フィラデルフィア実験について調べていくと、エルドリッジ号の船内で同様の現象が起きていたことが分かった。飛鳥昭雄氏が、この原因をプラズマにあるとしたところなどは、なかなか鋭いものがあった。

 つまり、人間がプラズマ化すれば、鉄雄のようにマシンと一体になることができるのである。しかし、マシンと一体化しようと思う人などいるのだろうか……

 



▼ 1998年7月24日
 「韋駄天掲示板」で出ているマクドナルドの話題。そこで思い出したことを一つ。

 あのマクドナルドの値段というのは全世界共通で、その国の値段の感覚は、マクドナルドに行けばよくわかるのだ。しかし、どの国でも食材の物価は違うわけで、そこのところはどうするのかなと思っていたら、アイルランドで解決した。
 いつものチーズバーガーを頼むと……「おおっ、ち、小さい(笑)」
 そう、要するに量で調節しているのであった。

 ここで突然エジプトの日本料理を思い出してしまった。
 エジプトの日本料理店で、てんぷらを食べたことがある。すると、日本のてんぷらとは似ても似つかぬもの――名前のわからない野菜や魚が出てきたのであった。そのとき、「う〜ん、これが日本料理か」と改めて思ってしまった。
 そのエジプトの日本料理店で、カレーライスを食べている白人の人を見て、また考えてしまった。
「う〜ん、カレーライスは日本料理か? 確かに、いや、やっぱりそうかな??」



▼1998年9月25日
 ついに日記ギブアップ宣言!
 前回の8月6日からもう大分たっているので、今さら何を言うかという感じですが……(^^;;
 まあ、要するに日記というのは体質に合わなかったようで、情けない状態になったので、やめることにしました。
 「韋駄天日記」はしばらく後に、記録として(笑)「韋駄天資料室」に保管されることになりました。

 私たちはどこにいるのだろうか。
 私たちが今どこにいるかなんて、分かる人がいるのだろうか。

 私たちの日々の行為など、しょせんは微々たるものである。
 日記を書こうが書くまいが(笑)、
 私たちがどんなにあがこうと悩もうと、
 星は何事もなかったかのように運行を続けている。
 惑星は順行し、そして逆行する。

 ふと、子供のころ、
 水星を追いかけたことを思い出す。
 地平線の雲に覆われようとする一瞬のきらめき。
 そのきらめきを小さな望遠鏡に入れようとして、
 失敗した。
 水星はいつも地平線を低く翔てゆく。
 水星を追いかけつつ、この日記は消えてゆく。


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